肩関節の代表的な疾患
こんにちは!
横浜市港南区港南台駅から徒歩2分にあるN-style整骨院です!
今回は前回の続きで肩関節の代表的な疾患についてお話しします。
・石灰沈着性腱板炎
40~50代の女性に多く、何も思い当たる原因がなく突然肩関節から腕にかけて激痛が走り、肩を動かすことができなくなる急性型の疾患です。
石灰沈着性腱板炎は腱板の中に石灰が沈着し炎症を起こす疾患で、しばしば五十肩と誤診されることがありますが、五十肩と石灰沈着性腱 板炎では治療法が全く異なります。
症状は突然の肩関節の激痛や腫脹、熱感、安静痛、夜間痛、運動障害 が主で、エコー観察により腱板の中に石灰を認めることがあります。
・インピンジメント症候群
インピンジメントは「衝突」という意味で、腕を挙げるときに「大結節」と「肩峰」といわれる骨が衝突して、肩関節内でその間の腱板や滑液包が挟まれたり衝突したりして痛みが生じる疾患です。
原因は様々で、骨の変形・靭帯の変性など構造的な原因と、肩甲骨の動きが悪くなったり肩を動かす筋肉の筋力低下によって起こる機能的な原因があります。
症状は主に腕を挙げた時の引っかかり感や痛みで、主に運動時に生じて肩を使うほど悪くなり、手を肩の高さに挙げるスポーツや物を持ち上げるとき、手を伸ばして物を取ろうとする時などに痛みが生じますが、肩を使わない時には痛みが出ないことが多いです。しかし悪化すると夜間痛を伴う場合もあります。
前回載せた「肩関節周囲炎」「腱板損傷」そして今回載せた「石灰沈着性腱板炎」「インピンジメント症候群」などが肩関節の代表的な疾患として挙げられます。
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